ドラマ お母さん、娘をやめていいですか? 第3話までを観て
タイトル通り、母と娘の親子関係をテーマにしたドラマ。
「友達みたいな親子関係」が珍しくなくなってきた近年。
しかし、親子は親子であって友達ではない。
そうそう縁を切れる相手ではないだけにこじれるとなによりややこしい関係だと思う。
このドラマでは友達みたいに仲がいい母と娘。
本当のところは母親の呪いに縛られていた娘がその呪いに気づき始めるところから始まる。
しかし、こじれている親子関係はここだけではない。
母親もまた自身の母親との確執を抱えていた。
呪いは連鎖していたものなのだ。
当たり前の事だが、どんな相手ともそれなりの距離感は必要だ。
しかし皆その距離感のバランスに四苦八苦しているのではないだろうか。
貼り付いた呪いを剥がしていくのは身を切る思いをするかも知れないけど、前に進むならば必要な試練だろう。
その時、自身のそばに支えになってくれる人がいればその人は幸いだと思う。
長年積み重ねてきた呪縛をどう解いていくのかを見所にしていきたいと思う。
ドラマ 嫌われる勇気 第3話までを観て
放送開始前から気になっていた作品のひとつ。
ようやく観る事ができた。
アドラー心理学をモチーフにした刑事ドラマ。
主人公は警視庁捜査1課の女性刑事。
ストーリーテラー的存在に主人公とバディを組む新人男性刑事が捜査協力をしている心理学の大学教授からアドラー心理学について教えをもらう事でアドラー心理学の説明がなされ、1話毎に起きる殺人事件を紐解いていくヒントとなる。
アドラーの心理学をどうドラマ展開させてゆくのかが放送前より気になっていたので最初に感じたのは絡め方が巧いな...と。
とはいえ、やはり娯楽ドラマというよりアドラー布教、アドラー説明ドラマな感は否めない。
椎名桔平演じる大学教授に「彼女はナチュラルボーンアドラー」と言われる主人公、香里奈演じる庵堂蘭子は14才の時に1週間誘拐された経験がある。
未解決事件となっているが、そこがナチュラルボーンアドラーと言われる始まりなのかな?って感じですが、追々明らかになってゆくであろう過去についても興味深く次回へと引っ張られます。
最終話まで楽しみな作品。
ドラマ ホクサイと飯さえあれば 第1話を観て
漫画原作、上京してきた女子大生の自炊飯ドラマ。
主人公を演じるのは「君の名は。」のヒロインの声をあてた神白石ちゃん。
年末歌番組で歌ってるのを何度か目にしました。
これから表に出てくる機会が多くなってくるのかな。
食ドラマではあるけれど、このドラマの特徴は食べるシーンはない!らしい。
食べるのではなく作る『レシピドラマ』なので視聴者も「作ってみよう」となれるものらしいが。。。
初回放送は空き缶で米を(自宅コンロで)炊くのと、マヨネーズを(河原の土手で)作る、あと妄想で卵焼き焼いてたくらいのレシピ。
作ってみたいとは。。。残念ながら思いませんでした(笑)
舞台が東京・北千住なのでそのあたりに思いがある人はかなり身近に感じるドラマなのかもしれません。
ドラマ 嘘の戦争 第2話までを観て
今夜第3話が放送されるというのにようやく1,2話を観終えた。
さすがに世代ではないのですが、昔ドラマで山口百恵さんの赤いシリーズというのがあったが、同じようなものなのか。草なぎ剛の戦争シリーズ。
第1話冒頭のパーティーシーンからすでに以前の「銭の戦争」の使い回しか再放送かと思うほど同じ印象。
銭の戦争でも同じ立ち位置の役柄でしたね。
初回は100分ほど?の拡大枠。パーティーシーンから始まり時間軸を1ヶ月遡り物語の基礎を紡いで最後に冒頭シーンに戻る。
1話は主人公の過去と今の状況と周囲の登場人物を描く。
フォーマットに収めたようなお手本的展開。
テンポよく話は進んで1話で医師に復讐、2話で弁護士に復讐、3話(予告段階だが)刑事に復讐。着々と陥れていく。
ドキドキハラハラ、波瀾万丈な面白さは銭の戦争で証明済みだと思う。
うろ覚えなんだけど、詐欺師の主人公が金融屋のふりをして電話するシーンで「アカマツ金融」って名乗ってたけど、それって銭の戦争の時の金融屋の名前だったっけ???
戦争シリーズというジャンルで草なぎ君がどんな復讐を行っていくのか楽しみに観ていきたいと思います。
ちなみに撮影スケジュール忙しいのか、草なぎ君がスマホで通話するシーン。
第2話だったかな・・・スマホの持ち方が天地逆になってました(笑)
カメラレンズが下になってたのでかなり目立ってたけど、現場スタッフさんたち気づかなかったのかな。
ドラマ 就活家族 第2話までを観て
家族の在り方、絆などを就職活動というカテゴリーで描こうとしているドラマなのだが、正直観ていて少し気持ち悪い感じがする。
同時期に家族4人(父・三浦友和、母・黒木瞳、長女・前田敦子、長男・工藤阿須加)がそれぞれ仕事、就職などの問題に立ち向かう。
それが何故かあまりに不自然なのと理不尽さで気持ちをどんよりさせる。
主人公家族のこれまでの生き方、生活がまるで見えない。
象徴として家族写真が映し出されるが、それがファミリーヒストリーとして繋がって感じられず違和感すらある。
ふりかかってくる困難に家族が立ち向かって最終的には家族の絆が強まるってとこにおさまるのかな?とは思うが、どうもそこまで見届けられるか自信ない(笑)
家族ものドラマとして以前、父親に寺尾聡さん、母親に南果歩さん、長男に嵐の相葉くん、妹に有村架純ちゃんの一家4人が正体不明のストーカーに立ち向かうというホラー要素のあるドラマがあった。
それも家族それぞれに困難が次々にふりかかって立ち向かってゆくのだが、今回のドラマと違って不快感はなかった。
ストーカーという不気味さを抱えながらも不快感がなく「ドキドキ、ハラハラ」というドラマの娯楽感で引き込まれた良い作品だった。
それと比較すると今回の家族ドラマは何かどこかが足りないというか違うというか。
せっかくの役者さんを活かせてない脚本で残念な気がする。